こんにちは。ハタチメモです。
この記事では、自分の投資に対する方針やメンタル管理に関する内容を紹介したいと思います。
今回ご紹介するのは現時点におけるハタチメモのやり方です。この方法が絶対に正しいということはありません。あくまでも参考例の1つとしていただければと思います。実際の銘柄の選択・投資の最終決定はご自身の判断でお願いいたします。

ハタチメモの投資方針
時間を活かした、最大限ラクな投資を!
大学生に適した投資法とは何でしょうか。
アルバイト代を全て投入して投資に専念?もしくは、
投資の練習のつもりでちょこっとだけ?
どちらも悪くはないでしょう。しかし、これらの投資法は個人的な見解からすれば非効率な気がします。
具体的に言うならば、極端すぎるということです。
前者の投資スタイルとトレードオフの関係になっているのは、人との交流や旅行などの経験、自己投資が主に挙げられるでしょう。正直、学生の投資前傾生活では得られるものと失うものの天秤が釣り合っていないと思います。
学生のうちは扶養の問題から投資に出せる金額は最大でも年103万未満です。最低賃金に近い金額で働く必要のある学生にとって、いくら生活を切り詰めたところで得られる成果は目に見えています。
「じゃあ、アルバイトじゃなくて投資で稼げばいいじゃないか」という声が聞こえてきそうですが、それも推奨できません。
なぜならば、少ない元金で大きな利益を得ようとするならば、必ず大きなリスクを負う必要があるからです。
お金を増やしたいがためにリスクが大きい投機的な投資に手を出して、元金が0になってしまったら元も子もありません。
そして、前者の対となる投資法が後者です。「学生の本分は勉強であり、時間がある今のうちにいろいろ学んで遊びつくせ」という考え方です。
確かに、ハタチメモもどちらかと言えば後者の方に考え方が近いですが、少しだけ投資に触れる程度では及び腰な気がします。
「少し本を読んだ」や「少しデモトレードをしてみた」だけでは、正直身につけることができる知識に限りがあります。
自分のお金を用いて株を買う行為に、どれくらいの負荷がかかるのかは実際にやってみないと分かりません。
また、アプリの使い方や最初の設定をすることは後々、本腰を入れて投資を始めるにあたって大いに役立ちます。
「最初が難しそう」とか「設定がめんどくさい」と理由をつけて始めることを躊躇っていては、いつになっても投資を始めることができません。
さらに一番のツッコミポイントは、せっかく投資を知っているにも関わらず、時間を有効活用していない点にあります。資金は1000円でもよいのに、運用していない期間が存在することが何よりもったいないと言えるでしょう。
結論として、学生や20,30代の人には
若さ(=時間)という強い武器があります。これを最大限活かした、堅実な投資に取り組むことがベストであると言えるでしょう。
次の章では、実際に自分が取り組んでいる投資法をご紹介します。

新NISAをどう使うか
新NISAについての説明は割愛させていただきますが、もしまだよく分からないという方がいましたら、以下の記事で紹介させていただいたバンクアカデミー様のYouTubeを見てみてください。
新NISAは自分にとって、投資の世界を知るきっかけとなった制度です。勿論その内容もすごいのですが、何よりも新NISAを通じて投資と出会うことができたことに感謝しています。
新NISAには合計して1800万円の非課税枠があります。これを埋めるとなると、仮に毎月3万円を積み立てるとしたら50年もの時間がかかります。
人によって月々の余裕資金は違うため、一概には言えませんが、ごく普通の学生や社会人にとって投資に使う口座は新NISAだけで十分だと言えるでしょう。
実際に、ハタチメモも新NISA口座での積立投資を主軸として、おまけ程度に高配当株や優待株をトッピングしている形をとっています。
具体的な投資の内訳としては、
つみたて投資枠:月3万円をeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
成長投資枠:日本の高配当株&優待株
つまり、まとめると月々の積立投資を主軸としつつ、少しだけ高配当株や優待株を混ぜることでキャッシュフローも増やすという感じです。
私の投資スタイルはどちらかと言えばファンダメンタル的な分析を好み、利回りだけでなく財務健全性や事業の安定性を優先して見ています。
保有資産の割合としては、投資信託:個別株=7:3を理想形と考えていますが、実際はまだ入金力が不足している問題もあり、個別株の割合がかなり多くなっています。
正直、「積立投資だけを行って後は放置するだけでいい」「それが最も効率のいいやり方だ」ということは頭で分かっていても、実際に手元にお金が回ってこないことは想像以上につまらないです。
その反動で投機的な投資にのめり込まないために、対策的な意味をこめて、ファンダメンタル的な視点から高配当株や優待株を精査して、投資欲を抑えています。
なぜオルカンなのか
NISAのつみたて投資と言えば、人気銘柄はどこの証券会社でもオルカン or S&P500ですよね。
耳にたこができるほど聞いたこの2銘柄。どちらがいいか悩みに悩んだ末、ハタチメモはオルカンを選択しました。
その一番の理由は「20年後の経済の状況なんて分からないから」です。
もちろんアメリカは経済大国であり、きっとこれから何年も経済のトップを歩く国でしょう。しかし、明日の株価が上がるか下がるか分からないように、経済もどうなるかなんて一大学生に分かるわけありません。
であれば仮に番狂わせが出てきたとしても、勝手にリバランスしてくれるオルカンが自分にはあっていると考えました。
もしS&P500を選択した場合、その番狂わせの国の利益を得られることはありません。ただ指を咥えて見ているだけは自分には向いていないと思ったわけです。
オルカンを選ぶことで、アメリカ株の恩恵を100%受けることが出来なくてもきっと70%くらいの恩恵は受けることができます。
現状、オルカンに含まれるアメリカ株は全体の6割を占めているわけですし、アメリカが強いままでもきっと平均点は見込むことができるファンドなはずです。
結局は、どちらも超優良なファンドであることには変わりないです。
自分が自信をもって保有し続けることができることが一番重要だと思っています。
どちらを選ぶかよりも、一度保有したファンドを手放さない、強靭な握力を身に着けることが大事でしょう。

メンタル管理
投資において最大の敵は自分自身
書籍や動画など、色々なところでこの言葉を聞くと思いますが、確かにこれは事実だと思います。
投資家で一番成績がいいのは「死んだ人」「投資したことを忘れた人」という言葉もあるように、自己の感情や考えは余分なものだと言えるでしょう。
どちらかというとこの言葉の真意は「成績をよくするためには何もするな」というよりも「自分の意思が介入したところで結果はさほど変わらない」ということなんじゃないかなと思います。
要は、投資で一喜一憂することは不必要なわけです。変に心配したり、何日も悩み続けることは無駄だと言えるでしょう。その時間を何か他の趣味に使ったり、自己投資に充てる方がよっぽど有益な結果をもたらしてくれると考えています。
初心者があれこれ考えてたところで、長年市場にいる人やプロになんか及ぶわけがありません。だったら、日々健康に生活し安定して積立投資に入金し続けることがベストであると思いませんか?
というような感じでハタチメモは気楽に考えています。
優待投資家/桐谷さんの投資マインド
いくつかのYouTube動画を見漁っている内に、自分の投資スタイルに近い人を発見しました。
それは投資家・桐谷広人さんです。

ハタチメモはTV番組「月曜から夜ふかし」で初めて桐谷さんを知りました。
株主優待を使うために自転車で爆走する姿を見て”おもしろいおじさんもいるんだな”ぐらいの認識だったと記憶しています。
投資について知った後に、桐谷さんがゲストとして出演している動画や講演をいくつか見るうちに、とてもいい考えを持っている人だなと感じるようになりました。
多くの投資家は、つい熱くなってしまって正常な判断ができなくなったり、日々の株価や情報に心を揺れ動かされ安眠できない日があったりしがちですが、桐谷さんはそれらとはかけ離れた「落ち着いた投資を行っている」と言えるでしょう。
そんな桐谷さんの印象に残っている言葉をいくつかご紹介したいと思います。
①「優待投資は農業のようなもの」
例えるならば、デイトレードのような投機は猛獣狩り、優待株への投資は農業のようなものであると桐谷さんは語ります。
猛獣狩りに比べれば農業は種をまいて実ったものを収穫するだけであり、センスなどは必要ない、だから誰にでもおすすめできるとのことです。
以下の動画の12:00~辺り参考
②「一に分散、二に分散、三・四がなくて五に分散」
これは桐谷さんが直接生み出したわけではなく、経済学の先生が話していたことを引用する形で紹介されていた言葉です。
「卵は1つの籠に盛るな」という言葉も同じ意味で用いられますね。
とにかく、広く分散して株式を購入することで、リスクを下げる重要性を表しています。
以下の動画の6:55~辺り参考
投資タイミングについて
投資をすべきタイミングを質問されたとき桐谷さんは、「総合利回りが4%を目安に株価が安い時に買うようにしている」とコメントしています。
この「株価が安い時に買う」という内容に関しては、ハタチメモは唯一違う意見を持っています。
というのも、このやり方は既にかなりの資産を保有している桐谷さんだから実現できるやり方であるため、これから資産を築こうとしている若者には適していないと考えるからです。
「日本人はよく逆張りが好きだ」といいますが、このスタイルでは下落が来るまで株式を購入することが出来ません。
つまり下落がくるまで投資に参入することができず、機会損失が発生してしまうのです。
特にまとまった資産がないのであれば、正直下落局面でなくても買った方がよいと思います。
最近の優待は長期保有制度が多くなってきていますし、なるべく早い段階から購入し長期保有している方が結果的に優待の恩恵を多く得られるかも知れません。
ハタチメモは優待投資が一番とは考えていませんが、桐谷さんのマインドは見習うべきであり、それくらいの心の余裕を持った投資ができるようにしたいと思っています。
まとめ
最もよい投資とは何か、一言でいうなれば
「つまらない投資」
だと思います。今回紹介した積み立て投資がそれです。
本当にあっけないほど簡単で、逆にこれでいいの?と思ってしまうくらいです。でもそれが一番最適なのです。自信をもって保有し続けましょう。
今回のnoteで伝えたいことをまとめると、
「桐谷さんのような落ち着いたマインドで、新NISAを活用した長期積み立て投資を行い、日々健康に生活・安定して入金し続けられる環境を保つこと」
です。
最後まで読んでくださった方ありがとうございました。
長文になりましたが、少しでもあなたの役に立てていれば幸いです。
あとがき
長期保有が大事とか言いながら、筆者はまだ投資を始めて1年半程度です。
2024年から今に至るまで市場は好調なので、数字はモリモリ増えていますが、いずれ来る下落局面に狼狽えることがないようにしたいです。
口だけではなく、結果も伴った記事が書けるようにこれからも頑張ります。
